モトローラ6800CPUボード(SBC6800)で電大版TinyBASICを動かす(1)

2月の下旬頃、飲み会前にふらっと立ち寄った書店で、「モトローラ6800伝説」があり立ち読みしたのが今回の個人的プロジェクトの発端でした。同じ著者の方の本で、タイニーBASIC本などを数冊持ってました。内容は昔のCPUを使って実際に動くものを作るという内容。

 

今回のこちらの本は「世界で2番目のマイクロプロセッサ」であるM6800を実際にワンボードマイコンとして復活させたという内容でした。
Amazonでみてみると、スイッチサイエンスさんで「基板」が販売中とのこと。高校時代に「マイコンの作り方・使い方」 (河内洋二氏)という本を買ってモトローラM6800マイコンの自作を夢見ていたことを急に思い出し 基板を注文してしまいました。
(高校生当時、部品代だけで10万円近く。ユニバーサル基板(蛇の目基板)にリード線で手配線する自信も根性もなく作成は断念していました…)

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スイッチサイエンスさんで販売されている基板(SBC6800)や、その基板の部品一覧回路図などは こちら の技術資料に載っています。
また関連するソースファイル等々は データパック として公開されています。(書籍にはもっと詳しい説明があるので、書籍購入がオススメです) 基板のガーバーデータなども公開されてるので慣れている方はチャイナの基盤作成屋さんに頼むという手もあるかもです。

マイコンの作り方・使い方 (河内洋二氏) 自作M6800コンピューターにはBASICを載せる話が出ていて、電大版TinyBASICが紹介されていました。電大版TinyBASICは、ブルーバックスの「マイコンピューターを使う」(安田寿明氏) 巻末にダンプリスト(!) が掲載されていました。いっしょにBASICで書かれた TinyTREKも出ていて遊んでみたいなぁと思っていたのが40年前(!!)です。
SBC6800はCPU+ROM・RAM+シリアル(232C)という構成で、ROMはスイッチサイエンスさんでMIKBUGという機械語モニター(懐かしい)とVTLという小さな言語が焼かれた2つのEPROMセットも売られていました。ROMライタが無くても完成させられそうですし、MIKBUGがあれば電大版TinyBASICが動きそうです。
(SBC6800を作り始めるまでは、EPROMライタをもってませんでした。EPROMライタを持ってるなら データパックにHEXファイルもあるのでIC代だけでOKです。またいまだとEEPROMが安いです。若松通商、オレンジピコでも取扱っています。)

モトローラのCPUやシリアルチップ、SRAMは こちら の技術資料にもあるとおり若松通商でてにはいります。最近はSBC6800効果で 以下でも取扱いされています。今が入手のチャンスかもしれません。(2018/3月現在)

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