PICO-BASE280でKZ80マイコン

KZ80-CPUB

KZ80マイコンシリーズの基板ですが、複数枚がデフォルトなので40pinフラットケーブルで接続する必要があります。CPUボード、メモリーボード、I/Oボードみたいな基本構成の場合でも、秋月電子で売ってるフラットケーブルに、MIL40Pコネクタを圧着する必要があります。ちょっと面倒。

オレンジピコショップで、PICO-BASE280という40ピンソケットを並べたマザーのような基板が出てましたので使ってみました。

40Pピンソケットをつけてみた

PICO-BASE280は40Pピンソケットが7つ装着できます。それぞれの間隔は1cmほど。ちょっと狭めです。背の高い部品があると接触しそうです。

右端の端子ととなりの端子間は1cm以下の間隔でしたので、L型ピンソケットにしておきました。ピンソケット部品は部品店で別途購入する必要があります。通販だと秋月電子がお手頃です。Amazonなんかにもセットもので売ってたりします。

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このピンソケットにKZ80-CPUBやSBC8080シリーズ、SBC6800+Adapterなど40Pフラットケーブルで装着する基板を装着する事ができます。以下は、SBC6800ルーズキット+Tomi9さんのSBC6800 Adapterと、先日ユニバーサル基板で作った MC6847 VDG ビデオボードを装着してみたところです。

PICO-BASE280があれば、フラットケーブルにコネクタを圧着しなくても複数枚のマイコン基板を接続できることがわかりました。(はんだ付けの箇所はまぁまぁ多いので、ちょっと修行っぽいですけど ^^))

厚みがある基板だと….

ふつうにICが載った基板の場合は、40Pピンソケット間隔1cmでもギリギリ大丈夫なのですが、上記のような背の高いRCAピンジャックだとか、PS/2キーボードコネクタ用のミニDINソケット、ジョイスティック用のソケット部品など背の高い部品がついている基板は1.5cm以上あったりします。

また、意外と背が高いのが電解コンデンサでして、フラットケーブルのときは問題にならなかったのですが、フラットケーブル接続コネクタ近辺に10μFの電解コンデンサを装着している基板がほとんどだったりしまして、そいつか1cmをちょっと越える高さだったりするのであります。(T-T)

1スロットおきに装着すればいいのですが、装着できる枚数が減っちゃいます。

2枚目を合体すると良いのでは?!

こんなこともあろうかと、PICO-BASE280は2枚買っておいたのです….

L型ピンソケットで横向きにしたところに2枚目のPICO-BASE280を装着してやれば、KZ80 偽MSX1のように6枚構成のマイコンも載るのでは??と考えました。

2枚目のPICO-BASE280の端っこのコネクタは、1枚目と接続するために40P ピンヘッダにします。最初何も考えずに装着してみたのが以下になります。

上記の写真の40Pピンヘッダ オスコネクタ装着の向きは間違ってます。注意です!!

事前にちょっと考えたらわかりそうなものなのですが……
いつもの思い込みで装着して、各端子の導通をテスターで確認したところで1枚目と2枚目の端子の接続がおかしくなっていることに気づきました…..orz

部品を強引にはずして裏面に装着することに方針変更。強引にやりすぎて、基板のソルダーレジストが剥げちゃいました。とほほ。見た目悪いですね….

このかたちなら、2枚を連結してもちゃんと同じ端子同士が繋がります。2枚作る方は気をつけてください。

KZ80の偽MSX1をPICO-BASE280(合体版)で!

PICO-BASE280を2枚合体させて1つおきに基板を装着してもスロット数が稼げるようになりましたので、6枚構成の偽MSX1を構成してみたいと思います。

こちらがもともとのフラットケーブル接続のKZ80 偽MSX1と PICO-BASE280の合体構成であります。
ジュラコンスペーサー30mmで6段積みにしてましたので、なかなかの圧巻w

PICO-BASE280へ装着し直しの際ですが、L型ピンソケットのところには高さを必要とするMSX ROMカセットボードを装着。あとは、基板間を別の14Pフラットケーブルとか ジャンパケーブルで繋ぐ必要があったので、適宜それらのケーブルが届くように挿入しました。

それぞれ部品の高さがそこそこあるボードばかりでしたので、スロット1つおきに装着しています。2枚のベースボードを合体させて、そこそこの配線長となるため起動しないかも?と心配しましたが無事 偽MSX1は起動してROMカセットのドアドアmk2が動きました。やたっ!!

今後…

フラットケーブルで基板間をつなぐよりも、こういったベースボード(マザーボードみたいな…)ものでつなぐほうが、基板をとっかえひっかえしてテストしたりするときには便利そうです

偽MSX1のことで言いますと ROMボードの2枚目を作ってみたいという野望が以前からあったのですが、フラットケーブルを作り直して基板7枚つながるようにするのがおっくうだなぁと思ったりしてましたので、この合体ベースボードがあればできそうです! ちょっとやる気出ました。

フラットケーブルの圧着の方がハンダ不良などで悩まなくて良いですが、圧着工具が必要になったりしますので、こういったベースボードの構成もアリですね!!

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