Z80でマイコンをつくる (4)ケーブルを短く→動いた!

今年のゴールデンウィークの自由研究^^)として始めたZ80ブレッドマイコンづくりですが….

クリスタル到着 ….しかし無応答

ひとまず、スタティックRAM 32kB(CY62256NLL-70PXC)といっしょに7.3728MHzの水晶振動子も届いていましたので、74HCT04(インバータ)で発振回路を組んでみました。ちゃんとテスターの周波数カウンター(しか測定器がないのですが…(X_X) )で発振していることは確認できました。
いったんPICで作った発振器から、クリスタルでの発振へ配線変更してみましたが状況は変わりません。

バラックで抵抗器NOP ROMwでZ80 CPUをフリーランした経験から、CPUが生きていれば M1 とか RD とかWRになにがしかの周波数が現れるはず。
テスターの周波数カウンターで計測してみたらちゃんと動いていそう。

やはり配線長か?!?

IC同士をつなぐケーブルを短めに

Z80 CPUとかRAM/ROM、シリアルチップをつなぐケーブルをできるだけ短い距離で繋いでみたいと思います。
実は最初からそのつもりで単芯リード線を買ってあったのですが、最短距離でつなぐためにビニル被覆を加工したりするのが億劫でやっていなかったのでした。(←手抜き)
ワイヤストリッパを持ってないので、ニッパで最短距離で切ってはカッターで切れ目を入れて、繋いで….慣れてくると短い距離でつなぐのが楽しくなってきます。
しかも、このプロジェクトは2018年ゴールデンウィークになんか作ってみよう企画のつもりでしたが、この時点ですでにGWは明けて平日ですw

なんとか、アドレスバス(赤色)、データバス(青色)をつないで、隠れちゃってますけどZ80 CPU、RAM、ROM、手前にシリアルチップのHD63A09をつないでいます。残るは、ロジックICのアドレスデコードとかのあたりの結線です。
ここまでの結線について念のためテスターで導通確認を実施。このあとバイパスコンデンサもチップごとに配置してみました。平日の晩だったので一旦ここで作業中断。

ロジックICの未使用端子の処理

翌日….
ブレッドボードなのでどこまでちゃんとヤルかという話だとは思うんですけど、CMOSロジックIC 74HCT04と74HCT32は全部のロジックを使い切っていません。余った入力端子はGNDに落とすなり抵抗器つけてプルアップしておくなりしないと、CMOSロジックICはノイズとか静電気でヤられてしまうことがあるらしいというのをどこかで読みました。

先日またもや国会図書館からとりよせた 2007年ごろのトランジスタ技術誌 の6502CPUのマイコン作成連載記事でも、余ったロジックの入力端子はマメにGNDに落としている模様。(出力端子はそのまま放置みたいでしたが….)

使わなかった入力端子は、ちゃんと抵抗器を通してプルアップしてみることに…(GNDでよかった気が….)

配線完了、テスターで導通チェック…

配線完了しました。
念のためテスターで導通チェックしてみると、シリアルチップ HD63A50のピンが一つ導通しませんでした。
ブレッドボードから外してみると、ピンの足が内側に折れ曲がってうまく刺さっていませんでした。
ラジオペンチで整形して再挿入。

電源5VのACアダプタを挿入して、リセットSW代わりのケーブルをGNDに落としてみると…..無事 BASICの起動メッセージが!!
嬉しい!!
つづいてGrant氏がホームページで紹介しているBASICプログラムを入力して実行してみました。

ちゃんとキャラクタでグラフっぽいのが出ました!!

コメント

  1. […] ブレッドボードで稼働したZ80マイコン を秋月電子の片面ユニバーサル基板で作ってみよう作戦。 電源ラインは、古式ゆかしく0.5mmぐらいのスズメッキ線でVcc側、GND側を配線しました。 ここはGrant氏の回路図には出ていません。(一言、電源などはちゃんと配線やっといてね、みたいな記載があります) シリアルICのHD63A50やZ80 CPUは普通のICと違う電源ピンなので配線もちょっと違いますが…. […]