PC-8001用 128kバイトメモリーボード プリント基板化

PC-8001

以前ユニバーサル基板で作ったPC-8001 128kバイトメモリーボードのプリント基板を作りました。回路は、LEDを増やした程度でほぼ同じです。無事稼動しました。プリント基板なので再現性は上がったはず。

回路の変更点

回路図やプリントパターンは、githubにUPしています。

Release リリース1.0 · kuninet/PC8001-MEM
REV1 基板用リリース

以前、ユニバーサル基板で試作したときの回路とほぼ同じですが、せっかくなので(?) LEDを増やしました。以前はRAM書き込み、読み込みの状態だけをLED表示してましたが、バンク番号(00〜03)も表示するためLEDを2つ追加してみました。
また、だいぶ前に作った、ちくらっぺ氏の8kB SRAMボードと共存したかったので、J2として2Pのコネクタを配備しています。

プリント基板について

MSX ROMカートリッジボードといっしょにJLCPCBさんで作ってもらいまして、出来上がったプリント基板の写真とか、ユニバーサル基板版との記念写真などがこちらです。

だいぶ前に作った、ちくらっぺ氏の8kB SRAMボードと共存するための2Pコネクタは、XHコネクタの端子をつけました。

ちくらっぺさん8kB基板の改造点

前回つくったユニバーサル基板版でも、ちくらっぺさん8kB基板との共存は実施したのですが、パターンカットして以下のような回路を組んで共存させています。(下の写真は、ユニバーサル基板版との接続の様子です)

8kBメモリーボードのSRAMのWR/RD信号線に、128kBメモリーボードのE2h番地の「読み出し」「書き込み」設定の信号線(それぞれHレベルだと128KBボード側がEnable)を割り込ませまして、128kBメモリーボードのほうを優先させるようにしました。

またPC-8001本体ROMを切り離す信号線 ROMDS3信号線は切断しています。128kBメモリーボードでROMDS0からROMDS3までを一気にGNDに落とす仕様なもので。

稼働テスト

ちょっと地味ですが、PC-8001の機械語モニタで0000番地から5FFF番地までのROMの内容を、RAMヘCOPY(Z80のLDIR命令)してからフルRAMモードへ移行。その後、6000番地あたりの空きROMエリアをモニターで書き換えできるか確認しました。

無事想定通り動きましたので、前回うごかしてみた きらびぃさんのアルファデモも動きました!!

PC-8001用にもうひとつ…

今回、MSX ROMカートリッジ基板、PC-8001用 128kバイト基板といっしょにもう一つ、PC-8001用FM音源ボードもつくりました。そちらはまた別記事で….
ちょっとテスト中に、PC-8001を一部壊すというハプニングもありましてw…..ビビりました。

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