Z80でマイコンをつくる (3)Z80 CPU動作確認(Lチカ)

Z80 CPUの動作確認をしてみたい

ブレッドボードで組んでみたものの動作しないので、各部品(ROM/RAM/シリアルチップ)の動作確認をしていきまして、Z80 CPUだけが動作確認できるボードが無くてできていませんでした。
前回の最後にも書きましたが、たまたま検索してヒットした以下のページでZ80でLEDチカチカ(いわゆるLチカ)が紹介されていまして俄然やる気になりました。

「8ビット CPU Z80LED点滅」
http://www.yamamo10.jp/yamamoto/comp/Z80/FlashingLEDs/index.php

ROMもRAMも無し?

リンク先で紹介されているのが、ROMもRAMも無しでZ80 CPU単体を懐かしのタイマーIC 555の1Hzぐらいのクロックで動かそうというもの。アドレスバスとREAD/WRITEなどの信号線にLEDをつけて、CPUが動作している様子が見れるというものでした。
ROMにあたる部分は抵抗器で実現していて、データバスの信号線が全部GNDに落ちてます。つまり 00h = NOP(NonOperation)のオペコードが延々とREADできるマスクROMのような感じ。
ブレッドボードで制作してみたのが以下の写真です。

組んでみて動かしてみると、アドレスバスのLEDが2進数の動きをしていたり、各種信号線の動きもわかって楽しいものでした。
(LEDの色がもうちょっとバリエーションがあると、もっと楽しそう…)

Z80 CPUは大丈夫!

LEDチカチカがちゃんと動いたので、Z80 CPUはちゃんと動いていることが確認できました。
だとすると原因は別のところにありそうです。

いまさらながらZ80の信号線の状態などがわかったので、ブレッドボードで施策したZ80マイコンでCPUの各信号線にテスターの周波数カウンターなどをあててみてカウントが上がっていて動いていることは確認できました。しかしいまだシリアル端末に何も応答はありません。

今回のブレッドボード配線では空中配線でジャングルになってまして、長さも長くて干渉がいろいろとありそうです。

参考にしているGrant氏のZ80コンピューターですが、Google検索してブレッドボードで試作している方の写真などを見ると、単芯リード線を短めにカットして短い距離で接続されていました。
Grant氏のプロトタイプも かなり各接続ケーブルは短め…

これは心を入れ直して^^) 短めに確実な配線をしなおす必要があると痛感しました。

コメント

  1. […] 配線終了してテスターで各所の配線を再確認した後、74HCT04だけ装着してクロック発振の確認を実施。テスターの周波数カウンターでちゃんと7.3728MHzあたりで発振していることが確認できました。 一つ深呼吸して Z80 CPU、ROM、RAM、シリアルチップ、ロジックICを装着してスイッチON! してみましたがシリアル端末には無応答でした。 Z80 CPUは追加購入したものだっので、例の 1Hzフリーランボードで動作確認したところ正常稼働することが確認できました。 […]