以前 ユニバーサル基板で作った Z80 CPUボード(SBC8080バス直結) のプリント基板を起こしました。
githubにガーバーデータを含めたデータを公開しています。
また、オレンジピコさんでも基板を販売していただけることとなりました。
概要
- SBC8080バスにつながる Z80 CPUボードです
- ☆SBC8080との完全互換ではありません。
- 外部リセット端子がつながってません
- DMA関係の配線がされてません。(#BUSREQ/#BUSACK未配線や#IOR/W、#MEMR/WのHiZ未対応とか…)
- 単体ではメモリー/ROM/シリアル等がありませんので、SBC8080 SUBルーズキット等と組み合わせてご使用下さい。
回路図について
- 以前ユニバーサルボードで作成したときと回路は一緒です。プリント基板化に伴いバイパスコンデンサ、電源端子等も正しく書き加えました。
部品組み付けについて
- 部品表はこちらに OpenOffice等の表計算ソフトデータとしてUPしてありますのでご覧ください。
- Z80 CPUは CMOSタイプの Z84C0020PEC で動作確認しています。
- ロジックICのインバータのみCMOSタイプ(74HC04 or 74HCU04)必須です。
- 電解コンデンサは極性にご注意。(タンタルだと爆発の危険も…)
ソフトウェアについて
- SBC8080データパックの機械語モニタ、BASIC等のソフトウェアがそのまま動作するはずです。
基板のデータ等
- 基板のKiCADデータ、ガーバーデータ等はgithubで公開しています。
- https://github.com/kuninet/Z80_CPUB
- https://github.com/kuninet/Z80_CPUB/wiki
各種ライセンス等
- girhubの方のライセンス文書にも書きましたが、MIT License のもとで公開します。
KiCADの回路図描きの練習から始めて、プリントパターンエディタの使い方の練習、オートルーターのセッティングなど色々とありましたので、今後じわじわとBLOGにまとめて行ければと思っています。
コメント
使用している水晶振動子について質問です
作例では 7.3428MHz を使用されているようですが、KZ80-IOB で
8251AFC や 8255A-5 を使用すると CPUのクロック(7.3428MHz)
だと動作しないはずですが、GITHUB等には動作確認済みと書いて
あります 。クロック周波数を下げたのか、8251、8255等を高速
タイプにしたのか、はたまた、8251等がデータ上は間に合わないが
個体差でなんとか動いているのか判断がつかないので補足していた
だけると幸いです
こんにちは。コメントありがとうございます。
たしかにオーバークロック状態なんですが、手持ちの8251AFC や 8255A-5は問題なく動作しています。
8255が問題ないのはLEDチカチカ程度の確認だからかもしれません。「個体差でたまたま」だと思います。
8251のシリアルクロックはSBC8080サブボードや私のKZ80-IOBでは基板上に別クロック発信源を配置しているのでうまいこと動いているのだと思います。
最近いろいろと実験しているMSX1パソコン相当の構成ではメインクロックをMSX1にあわせるため 3.579545MHzにして8255経由のキーボードも正しく動いていますが、CPUクロックを試しに7MHzあたりにするとタイミングがとれずに異常動作をする感じです。^^);;
回答ありがとうございます。自分の疑問が的外れでは無い様なので
安心しました。
「個体差でたまたま」で悩むのは嫌なので自分の場合は、8MHz対応の
デバイスで試そうと思います。
(例)
uPD71055C(8255相当)、uPD71051(8251相当)ともに8MHz対応
MSX1 の記事は自分の場合、組んでみるかは未定ですが参考にさせて
いただいています。
をを。8MHz対応のデバイス!! いいですね。