TimeCapsule 1T 電源故障・修理(2)

というわけで、TimeCapsuleを開けて電源故障の元凶のコンデンサ交換をしてみました。
ちなみに….
☆感電の危険があります。また、この作業を行うとAppleの保証が無くなります。TimeCapsuleが壊れることもあります★
コンデンサーは大容量なので、うかつに触ると感電するらしいです。
交換用として買ってきたのは、1500μFの6.3V耐圧のやつです。一個75円でした。修理代金と比較すると笑っちゃうような値段ですが…
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まずは、TimeCapsuleの底盤にくっついたラバーを外します。両面テープでがっちり止まっていますので、ドライヤーとかで暖めながら外すのが良いです。このラバーの外し方はWebを検索するとたくさんでてきます。よくHDD換装とかしてる人のページとかでも紹介されてます。
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とりあず外れました。ちょっと両面テープの残骸が残っちゃいました。まぁ、ヨシとして…
驚いたのは、ラバーの内側のアルミ底盤には放熱穴がたくさんあいているんですよ。これをラバーカバーで覆ってどうするの?!って感じ。
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つづいて、ちっこいネジを外して行くと裏蓋は簡単に開きます。
なんと内側にはファンもついているんですよ。ラバーカバーで覆っていたらファンの意味ないじゃん。なんだこりゃって感じです。w
HDDのよこちょにある銀紙でくるまれた薄いプラスチックケースに収まっているのが電源です。
プラスチックケースは絶縁用なので丁寧に外すのが吉だと思いますが、さすがに2年間高温にさらされてちょっと触ったらバキバキに割れてしまいました。orz
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で、電源基板です。コンデンサーが2つぼっこりと膨らんでいます。
Webで検索してヒットした他の方々とと同じ症状。これを交換すればなおるらしいです。
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買ってきたコンデンサーへ交換しました。
元々のコンデンサーはゴム状のもので固定されているので、カッターなどでそのゴム状物質(接着剤??)へ切れ目を入れて起こしました。その後、ニッパーで足を切断。残った足はハンダ吸収線でハンダを吸い取ったのちラジオペンチで引き抜きました。ここで20Wとか30Wとかのコテしか持っていなかったわたしは超苦労しました。なんか2時間ちかくうんうんやっていたわけで…..
もっとワット数の高いコテか、「はんだシュッ太郎」があると100倍効率が良かったようです。今度買おう。
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というわけで、ハンダ付け終了して、バキバキに割れた電源基板を覆っていたプラスチックをビニールテープでつなぎあわせてどうにか押し込んで、底盤を固定しなおしました。とにかく、なにか絶縁体で覆わないとメイン基板とかと接触してヤバいことになりそうです。
放熱効果を狙って底盤ラバーカバーはつけませんでした。電源接続したところ無事緑ランプ点灯!! なおりました!!!
☆念のため..修理される方は自己責任の範囲で行ってください。★

コメント

  1. より:

    せんせいっ
    直ったというか電解液の基盤へのダメージ考えたら
    早めにデータ吸い出し作戦をw
    appleはハード屋じゃないから細かな所はOEM任せで
    SE30も冷えないところにレギュレーターあって
    必ず死亡してたなぁと…
    やっぱり常時電源入れているのは火を吹いたりするので怖いす。

  2. AO-CHAN より:

    修理無事完了おめでとうございます。

  3. kuni より:

    Aoーchan>>
    ありがとーでーす。ほんとハンダが溶けなくて往生したんですよう
    よ氏>>
    確かに、また壊れそうですが……
    バッファローの5Gも2.5Gもいけるルーターにした方が電気代も安かったりして。安全だし。
    安くて省電力な外付けケースに今のHDD入れちゃえばおんなじ環境作れるしね