PC-8001用SDカード、8kRAM、RTCボードですが、複数の方々に作成いただきまして、どうも電圧の関係でみなさん苦労されているとの連絡をいただきました。わたしも、ちくらっぺさん8kRAMボードが当初うまく動かなくてPC-8001本体電圧調整をしたのであります。
電源遮断回路
本基板の電源遮断回路は 「PC活用研究」に載ってるSRAMボードの回路と同等のものです。ちくらっぺさん8kB RAMボードも同じ定格です。
ツェナーダイオードとPNP、NPNトランジスタ2石の構成となっています。原典の「PC活用研究」ではRD4.2を指定されていまして4.2Vのツェナー電圧のダイオードが指定されています。
またバッテリーも単三電池x3で4.5Vとなっています。
RD4.2は手に入らない〜動作不安定
いろいろと探せばあるのかもしれないですが、手軽に秋月電子通販などで手に入るツェナーダイオードはツェナー電圧4.3Vだったりしたので、わたしも基板へ部品組み付けする際に5V⇨4.3Vで電源遮断発動するならイイカとそちらを採用しました。
PC-8001実機は40年を経過していますので、わたしのところの機体もそうでしたが電源電圧が低めになってるようで4.5V前後しか出ていないようです。また、今回の基板のような多めのIC外付け部品が動き出すと電圧変動もする模様で動作が不安定となりがちでした。
ちょっと怖いですが、PC-8001の電源ユニットには電圧調整トリマーがありまして、そこを慎重に回すと電圧調整ができます。
PC-8001の電圧調整トリマーは微妙に回しただけでも6Vを超える電圧となる場合があります。PC-8001の内部ICが壊れることがあるかもしれませんので、調整する場合はテスターで常時電圧を表示するなど、細心の注意をはらってください。
ツェナーダイオードを3.9Vなど低い電圧定格へ
Twitterで私の基板をつくってPC-8001へ装着して試していただいた方のなかで同様に苦労されている方で電源トリマーを調整しても5Vにしても安定しなかったようで、ツェナーダイオードを3.9Vでトライして安定したと報告をいただきました。
4.3Vのツェナーダイオードだとやはり電圧変動した際に誤動作してしまったりするようです。回路図の定格を見直したいと思います。また、別の方も詳しい考察記事をUPしてくださいました。ありがとうございます。
みなさまの情報から、電源遮断回路のツェナーダイオードは3.6V〜3.9Vにするのが良さそうという結論となりました。
今後githubにUPしている回路図の定格を見直しUPします。ありがとうございます!!
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