Z80でマイコンをつくる (1)ブレッドボードで試作

Z80でもマイコンを作ってみたい

わたしが初めて持った自分のマイクロコンピューターはNECのPC-8001でした。
MC6800にあこがれていたもののCPUの勉強はZ80上でBASICとか機械語をいじって遊んでみたというのが始まりです。
SBC6800などの部材を揃えるなかで、つい出来心でオレンジピコさんで売っているZ80 CPUを買っていました。

オレンジピコさんでは CP/Mが動くZ80-MBC専用基板というものもあったので、そのうち作りたいなぁという野望も…
ただ、Z80 CPUを買ってしまったので基板付き部品セットを買うのも悔しい…そんなときに、Z80と数個のICでシンプルなコンピューターを作ってる方の記事を知り、まずはブレッドボートで作ってみようと思いました。

こちら → Grant’s 7-chip Z80 computer

シリアルチップは68系のMC6850を使っていたりで、手元に部品はありますし…

部品集め

部品集めですが、ちょっと油断していたというか普通に揃いそうと思っていたものが揃いませんでした。

Z80 CPU

Z80は入手済みで、ZilogのZ84C0020PECという20MHz ! でも動くものらしいです。今回は8MHz弱で動かすので無問題。
CMOSタイプの模様です。

ロジックIC

アドレスやROM/RAMのREAD/WRITE信号線のデコードでロジックICを使います。
回路図ではTTL タイプ 74LSシリーズの74LS32と、CMOSタイプ 74HCTシリーズの74HCT04を使っています。
地元の電子部品店で揃うとたかをくくっていたら74LSシリーズの種類が少なくて、CMOSタイプの74HCT32しか入手できませんでした。

スタティックRAM

SRAMは安いものを探したところ32Bx8bitの 62256が若松通商で特売されてました。
CY62256の28pin DIPタイプです。幸いGrant氏の公開している回路図で32kB RAMのものもあります。

クリスタル

記事の指示では7.3728MHzという中途半端な周波数でした。当然 地元の電子部品店にはありませんでした。
送料が手軽な通販サイトでも扱っているところは少なかったのですが….マルツオンラインにはありました。
入手にはちょっと時間が

試作1号機…失敗

全部部品が通販で届く前にブレッドボードで動作確認できないかと思い試作開始。
SRAMはSBC6800で使った300mil型DIPのHM6264を…8kBだけど動くかどうかの確認はできるかと…
配線もブレッドボード用の配線ケーブルが足りなかったので、単芯ケーブルを使って(ちょっと適当に作ったので長め…)配線してみました。

残念ですが試作1号機は、動きませんでした…orz

コメント